宍戸アンプ   801Aイントラ反転シングル

古い米国系真空管に10系真空管があります。その高電圧バージョンが801Aです。通常は プレート電流が少なく 内部インピーダンスが高いため 負荷トランスも10KΩ〜14KΩ程度が使われますが シングルでは非常に繊細な高音が出る反面 中低音が不足しがちの音です。プッシュプル動作では ある程度バランスが良くなるようです。私は インターステージトランス(イントラ)を使用した 宍戸式イントラ反転アンプの音が好きです。上記のシングル動作と比べると まるで違う真空管の音がします。軍用NoのVT-62も同一規格品です。直熱管であり トリタンの光と茶色のベースが魅力的です。
信じがたい低域音がします。重心が超低いと言う感じです。宍戸公一氏の回路は革新的と言えます。
 左の2本は、”10”(VT-25)SILVANIA製 右の2本は、801A RCA

 回路図と実体配線図

 アンプ内部

 アンプ本体