46回目の曲目

ライヴ特集です。

曲が長くて、たくさん紹介出来ないのが残念です。

1.ドライヴィング・サウス・・・ ジミ・ヘンドリクス

2.ハンター・・・ フリー

3.ロックンロール・・・ レッド・ツェッペリン

4.天国と地獄・・・ フー

5.シチュエーション・・・ ジェフ・ベック・グループ

6.オー・ウェル・・・ フリートウッド・マック

7.パーチマン・ファーム・・・ カクタス

8.ユー・シュック・ミー・・・ フラワーズ



1.DRIVING SOUTH・・・JIMI HENDRIX EXPERIENCE


英国のBBC Radio 1でのスタヂオ・ライヴです。ジョン・ピールがホストを担当した、『TOP GEAR #1』セッションからです。もう1テイクあるが、このテイクが素晴らしい。3人が一丸となって空前絶後の演奏を繰り広げます。無名時代のアメリカにおいても同曲を演奏していますが、内容は、雲泥の差があります。

2.THE HUNTER・・・FREE

「フリー/ライブ」が日本で発売される約二ヶ月前の1971年の4月下旬に、ポール・コゾフ、サイモン・カーク、アンディ・フレーザー、そしてポール・ロジャースの4人が初来日。オーストラリアとアメリカに向かう前で滞在は約一週間。わずか二回のみライブを行っている。(実はその合間に山内テツなどとスタジオセッションをやっていて、のちの第二期フリーにつながっている)最初が4月30日で、一ツ橋の共立講堂。“ロックカーニバル♯4”というものの中で演奏。二回目は5月1日の深夜(2日の早朝)、大手町のサンケイ・ホール。出番は夜中の3時半!これを私は見ています。今まで見たライヴの中で最高でした。


3.ROCK'N'ROLL・・・LED ZEPPELIN


1971年9月24日、ツェッペリン初来日はキョードー東京の「Rock Carnival #7」として開催されました。ちなみに "#1" は前年の12月に日劇で開催された John Mayall で、以降 71年2月 BS&T/ 2・3月 B.B.King/ 4・5月 Free/ 6月 Chicago/ 7月 Grand Funk Railroad と続き、"#8" である10月の Elton John で終わりとなります。そしてロック路線はウドー音楽事務所の「Rock Explosionシリーズ」に引き継がれることになるわけです。75年のアールズ・コートのライヴからです。


4.HEAVEN AND HELL・・・THE WHO
  25th Ann.CD

英国でのアナログ盤 黒・赤・紺の3種類



フーの有名なライヴ・アット・リーズからです。フーは、2年前に横浜アリーナで見ています。「この曲は鉄板です!」どのライブでもハイライトの一つです。ただWHOはVo.のジョンが死んだので聞くことはできません。」


5.SITUATION・・・JEFF BECK GROUP

第2期ジェフ・ベック・グループの71年ヘルシンキでのライヴです。今も精力的なライヴ活動を繰り広げていますが、この時代のギター・テクニックも見事!

6.OH WELL・・・FLEETWOOD MAC
 BOSTON TEA PARTYのCDは、3枚出ている。



 米国盤

 英国盤 ファーストプレス


 英国盤 セカンドプレス

 日本盤シングル
 
BOSTON TEA PARTYからのライヴです。3枚のCDが発売されていて、どれも素晴らしい内容の演奏です。この曲は、『THEN PLAY ON』というアルバムに収録されているのは、米国盤で、英国の同タイトル・アルバムには、収録されていません。また、英国のファースト・プレス盤は、ジャケ違いで、両面がコーティングされたシングル・ジャケで、セカンド・プレスが、米国盤と同じ、マクスウェル・アームフィールドというイギリスの画家の絵が使われています。



7.PARCHMAN FARM・・・CACTUS


カクタスの未発表ライブ音源シリーズの第2弾 『FULLY UNLEASHED / THE LIVE GIGS VOL.2』からです。収録された未発表ライブ音源は1971年6月26日にニューヨークの「GILLIGAN'S」で行なわれた2回のショーを録音したライブ音源です。1971年ということは、カクタスがもっとも油の乗っていた時期でもあり、白熱したライブ音源がディスク2枚に真空パックされて詰め込まれております。
この曲は、ブッカ・ホワイトやサン・ハウスがレパートリーとしていた、古いブルースですが、白人のジャズ・ピアニストである、モーズ・アリスンが1957年に吹き込んでヒットさせた曲です。フーのレパートリー曲である『ヤングマン・ブルース』も彼の曲です。


8.YOU SHOOCK ME・・・THE FLOWERS



1970年4月5日に発売された2枚組のアルバムからの1曲です。『ロックンロール・ジャム’70』というタイトルで、ヤングメイツというところのライヴです。出演は、モップスゴールデン・カップス、ハプニングス・フォー、フラワーズ等、内田裕也派の英語によるロック・バンドの演奏です。オリジナルがどうのこうのと当時は、物議を齎せましたが、個人的に私は、裕也さん派でした。当時、フラワーズは、麻生レミがヴォーカルで、小林勝彦が、リード・スティールギターでした。この二人が、アメリカへ武者修行に旅立ったのを契機にバンドは、フラワー・トラベリン・バンドと名を変えて、フォー・ナイン・エースのジョー・あきら(ジョー・山中)、ビーヴァーズの北海道出身の石間秀樹、タックスマンの香月ジュン、フラワーズの和田ジョージというメンバーで、活躍することとなります。この『ユー・シュック・ミー』は、混合メンバーによる演奏です。
元々、この曲は、アール・フッカーのインスト曲『ブルー・ギター』が原曲です。それに、ヴォーカルをオーヴァーダビングして『ユー・シュック・ミー』としたのが、マディー・ウォーターズです。それをカバーしたのが、レッド・ツェッペリンです。フラワーズの演奏は、ゼップに匹敵する見事な出来栄えです。