ABBEY ROAD REMASTER LP

今回、発売された2009 年リマスター音源ステレオ LP 「ABBEY ROAD」の音を日本製ステレオ盤、英国製ステレオ盤と聴き比べてみました。

再生装置  カートリッジ :DENON DL-103, プリアンプ : MARANTZ #7(管球式)  メインアンプ : WE-300B(1961年製)SINGLE×2(自作品)   スピーカー : TANNOY GRF-M

英国盤




日本盤PRO USE盤




米国盤REMASTER LP




HER MAJESTYの記載なし

今回のリマスターリマスターLPの製造は、ドイツと米国の2か所のプレス工場が使われることが判明しています。ドイツは、EU盤、米国では、米国盤でプレス工場はRAINBO製との事です。
ところがこのUS盤の「ABBEY ROAD」でプレスミスと思しきポップノイズが出る個体が発生しているようです。聴き比べは後にして、まずは米国製リマスターLPの「ABBEY ROAD」を聴いてみました。A・B面を続けて2度聴いてみましたが、ポップノイズが出ることはありませんでした。
どうやら、このミスプレスは、米国盤に限らずEU盤にも発生しているようです。A-6(I want you)のほぼ中盤最後のShe's so の直後から10回ほどクリックが出ます。非常に微細ですが2~3mmほどのスクラッチのようなへの字型のスクラッチ?が見られますがおそらく異物混入によるプレスミスがあります。マトリクスにある手書きの A の方向から探すと見つかりやすいかと思います。また、私のEU AbbeyにもA-6(I want you)のほぼ中盤に目視できる痛みがありますが幸いノイズはでません。ただ、B面のGolden slumbersにノイズが出ます。Bathroom Windowが終わった直後からGoldenのドラムが入るところまでに20回ほど、しばらく治まりまた15回ほど。メドレー中の白眉でのノイズ、とても気になります。と、このような意見を見ました。最悪なことに写真集も15ページに渡って破れがありました。と・・・もしかすると、今後に大きな問題を残すことになる可能性があります。