60回目の曲目
記念すべく第60回目の曲目です。
オリジナル曲とベンチャーズのカバー曲の特集です。とうぜんながらインストバンドなので歌入りのカバー曲が多いのですが、今回はオリジナルもインストの曲を集めました。
"Let's Go"のモデル嬢は、Barbara Bouchetという女優です。
1.パイプライン・・・ シャンティーズ
2.パイプライン・・・ ベンチャーズ
3.クルーエル・シー・・・ ダコタス
4.クルーエル・シー・・・ ベンチャーズ
5.サーフ・ライダー・・・ ライブリー・ワンズ
6.サーフ・ライダー・・・ ベンチャーズ
7.ドラムス・ア・ゴー・ゴー・・・ ハリウッド・パーシェィダーズ
8.ドラムス・ア・ゴー・ゴー・・・ メル・テイラー&マジックス
9.ブルズ・アイ・・・ メル・テイラー&マジックス
10.エスケープ・・・ ベンチャーズ
11.ワック・ワック・・・ ヤング・ホルト・トリオ
12.ワック・ワック・・・ ベンチャーズ
13.蜜の味・・・ ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラス
14.蜜の味・・・ ベンチャーズ
15.メンフィス・・・ ロニー・マック
16.メンフィス・・・ ベンチャーズ
1.2.パイプライン
ベンチャーズの代名詞のような曲ですがオリジナルは1961年にカリフォルニアの高校生が結成したサーフィン・インスト・バンド、シャンティーズというバンドです。1962年にヒットしました。このシャンティーズのバージョンはいいですね。
3.4.クルーエル・シー
次もサーフィン・サウンドです。クルーエル・シーという曲ですが、これは英国のマンチェスター出身のバンド、The Dakotas。
ザ・ダコタスは1962年2月〜63年1月まではPete Maclaineピート・マックレインのバック・バンドとして活動し、リヴァプールのCavernにも度々出演していたが、ブライアン・エプスタインのお抱えアーティスト、ビリー・J・クレイマーがデビューするにあたり、エプスタインによりそのバック・バンドに抜擢され、ビリー・J・クレイマー・ウィズ・ザ・ダコタスが誕生しました。
この曲はメンバーのギタリスト、マイク・マックスフィールドが作りました。
5.6.サーフ・ライダー
逆パターンです。62年のMashed Potatoes and Gravyというベンチャーズのアルバムに収められている「スパドニック」という曲ですが、これはロシア語で「スプートニクス」と言って当時のソ連の最初の衛星の名前が付けられたスペース・サウンドでしたが、ライブリー・ワンズというバンドが「サーフ・ライダー」と改名してヒットしました。ベンチャーズはクレームを付けて自分たちの曲だと言う主張が認められましたが、その後は「サーフ・ライダー」という名前で演奏しています。たしかにこれはスペース・サウンドというよりサーフィン・サウンドです。
7.8.ドラムス・ア・ゴー・ゴー
ハリウッド・パーシェィダーズというバンドです。ロサンジェルスのスタジオ・ミュージシャンの集合体による、架空のインストゥルメンタル・ロック・グループ。後に「ストロベリー・アラーム・クロック」を手がける事になる「ポール・バフ」が手がけました。下積み時代の「フランク・ザッパ」も参加しています。65年の「Drums A-Go-Go」が代表作品です。
対してベンチャーズのドラマー、メル・テイラーのバンド、マジックスの曲です。
9.ブルズ・アイ
10.エスケープ
メル・テイラー&マジックスがアルバムでやっていた曲です。作ったのはダニー・ハミルトンと言って「ダイヤモンド・ヘッド」の作者、T-ボーンズのメンバーであるハミルトン、ジョー・フランク&レイノルズのメンバーでもあります。ベンチャーズは「ゴー・ウイズ・ザ・ベンチャーズ」というアルバムでタイトルを「エスケープ」として録音しています。
11.12.ワック・ワック
1966年にラムゼイ・ルイス・バンド出身のアイザック・ホルト(ドラム)とエルディ・ヤング(ベース)に、ドン・ウォーカー(ピアノ)により、ヤング・ホルト・トリオを結成ヤング・ホルト・トリオの'67年作のヒット曲です。
13.14.蜜の味
「蜜の味」の作者はボビー・スコット (Bobby Scot) とリック・マーロウ (Ric Marlow) で、前者が曲、後者が詞を担当した。この曲は1960年に上演された同名のブロードウェイミュージカルのために作られた。ミュージカル『蜜の味』は翌1961年にはイギリス出身の映画監督トニー・リチャードソンの監督・制作で映画化もされている(詳細は「蜜の味 (映画)」を参照)。多くのミュージシャンがカヴァーしビートルズもこの曲を取り上げている。1965年、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスのカヴァーして大ヒットとなり、同年のグラミー賞最優秀レコード賞を獲得した。
ビートルズのファースト・アルバム『プリーズ・プリーズ・ミー』にてカヴァー。リードボーカルは、ポール・マッカートニーが担当。ビートルズは、後にこの曲を歌ったレニー・ウェルチのヴァージョンを基にカヴァーしている。
15.16.メンフィス
メンフィス、正しくは「メンフィス・テネシー」チャック・ベリー’59年発表の「バックインザ・U・S・S」のB面に収められている。カヴァーバージョンではインスト曲として’63年ロニー・マック(第5位)がヒットした。