THE VENTURES MYSTERY TOUR 19

15.The Fabulous Ventures[#32] 6/1964 について取り上げます。


このアルバムも前作同様に素晴らしい内容です。米国盤は、ジャケにモズライトのイラストをあしらったものですが、日本盤は、シングルの「ウオーク・ドント・ラン」「ベスト・オフ・ベンチャーズ」等のジャケで使われたフェンダージャガーを携えた写真ですが、デザインが見事です。

シングル・カットされた「クルエル・シー」と「逃亡者」は、両面ともヒットしましたが、どちらもカバー曲です。しかし、曲の完成度はベンチャーズが上回っています。

The Cruel Sea
ビリー・J・クレイマーのバンド"ザ・ダコタス"はビリーとは別行動で独立したギター・コンボとしても活躍していますが、この曲はそのダコタスのオリジナル作品で、イギリスでは1963年の7月に紹介されました。作曲はメンバーの一人マイク・マックスフィールドです。


Fugitive
作者は、ギタリストのジャン・デイヴィス(Jan Davis)で、A&Mから64年に同じタイトルの「Fugitive」でシングル盤をリリースしています。この曲でのドラムはメル・テイラーです。
ベンチャーズの演奏による米国のステレオ盤とモノ盤では、ピッチが違い(モノ盤が早い)ギターの音質など聴いた印象がかなり違います。


The Fabulous Ventures

A
1.Needles and Pins
2.Runnin' Wild
3.Eleventh Hour
4.The Cruel Sea
5.Scratchin'
6.Tall Cool One
B
1.Only the Young
2.Journey to the Stars
3.Fugitive
4.Ravin' Blue
5.Walkin' with Pluto
6.The Pink Pather Theme




The Fabulous Ventures Dolton BST-8029(STEREO)


The Fabulous Ventures Dolton BLP-2029(MONO)



ベンチャーズ・ポピューラー・ヒッツ 東芝 LP-7162 1965.2



ファビュラス・ベンチャーズ キング GXH-37 1978.8