TAJ MAHAL

ファースト・アルバム

セカンド・アルバムとレーベル


   
一体、タジ・マハール(インド)とオールマンに何の関係があるのか?という質問がありましたので、簡単に説明します。
タジ・マハール(Taj Mahal、1942年5月17日 - )はアメリカ合衆国のミュージシャンで、本名はヘンリー・セントクレア・フレデリックス(Henry Saint Clair Fredericks)と言います。 1968年に自らの名を冠したアルバム『タジ・マハール』と『ナッチェル・ブルース』を発表。1969年に2枚組のアルバム、『ジャイアント・ステップ』『ディ・オール・フォークス・アット・ホーム』を発表しアメリカのブルース系のアーティストとして評価を受ける。(純粋なブルースマンというわけではない。)
また1968年にはライジング・サンズのメンバー(ライ・クーダーも在籍)であり、アルバムにも参加していたギタリストのジェシエド・デイヴィスとともに、ローリング・ストーンズのTVショウロックンロール・サーカスに参加している。
ファースト・アルバムの『タジ・マハール』にブラインドウィリーマクテルのステイツボロ・ブルース(Statesboro Blues)が入っていて、このアルバムの中ではジェシエドデイヴィスとライクーダーがギターを弾いています。
オールマンブラザーズのデュアン・オールマンがこれを聴き、スライドギターを始めたということです。そのStatesboro Bluesに代表されるジェシの南部の泥臭い感じの素晴らしいスライドのプレイがなかったらあのデュアンのStatesboro Blues のスライドギターはなかったでしょう。
このアルバムの4曲目にSleepy John EstesのEverybody's Got To Change Sometimeが収録されているが、エリック・クラプトンのMoney And Cigarettesに収録されている、同じくSleepy John EstesのEverybody Oughta Make A Changeは明らかにTajのこのversionを下敷きにしています。
セカンド・アルバムはファースト・アルバムよりも内容が素晴らしく、私の愛聴盤です。発売当時、米CBS Columbiaと日CBS SONYの版権の問題があり、ジャケット・レーベルのCBSのマークが削られています。