83回目の曲目

エリック・クラプトン特集です。

3月30日に、満70才になったクラプトン。当初、70才になったら引退すると発言していたのに、今月14日から、ロイヤル・アルバート・ホールで、アニバーサリー・ライヴをなんと、7回開催するということです。
果たして、どんなバック・メンバー、セット・リストになるのか、非常に気になるところです。
そこで今日は、クラプトンにライヴでまた演奏してもらいたい曲を選んでみました。

1.ビハインド・ザ・マスク
2.フォーエヴァーマン
3.ベル・ボトム・ブルース
4.ホリー・マザー
5.ノー・アリバイス
6.ノッキン・オン・ヘヴンス・ドアー
7.ホワイト・ルーム
8.エイント・ノーバディー・ビジネス



1.ビハインド・ザ・マスク

元々、キーボード・プレーヤーのグレッグ・フイリンゲインズの、ソロアルバムに収録されていたナンバーで、クラプトンは、そのアレンジを気に入り、アルバム AUGUSTで取り上げ、Top of the Popsの出演をもたらすほどの大ヒットになりました、クラプトンにとってはかなり異色の作品と言えます。
Behind The Mask ( R.Sakamoto, Jackson )

2.フォーエヴァーマン

85年発表の、アルバムBehind The Sunからのシングル・カット第一弾プロデューサーにフィル・コリンズを迎え、完成したもののワーナーからダメ出しを食らい、テキサス出身のソングライターである、ジェリーウイリアムスを紹介され、ワーナーからレコーディングするよう強制されたナンバー。この曲が加わった事により、アルバム自体もゴールド・ディスクを記録。またクラプトンにとって、初めてビデオクリップも制作された、キャッチーなナンバー。
Forever Man ( Jelly Williams ) Roomful Of Blues


3.ベル・ボトム・ブルース

クラプトン作のナンバーの中でも、最もカルト的な人気を誇るロマンティックなナンバー。人気の高いナンバーの中でも、ライヴでの演奏回数が一番少ないかと…!
Bell Bottom Blues ( Clapton ) Roomful Of Blues


4.ホリー・マザー

86〜7年のステージでは、決まって感動を呼ぶナンバー。
クラプトンが自分の母親をイメージして書いた歌詞は、彼の書いたどの歌詞よりも胸に迫るものがあり、すすり泣くギターソロも実によく合っている。クラプトンが最も影響を受けた、ザ・バンドのメンバーでこの年に自殺したリチャード・マニュエルに捧げられた。
?Holy Mother ( Clapton,S.Bishop ) Civic Banque


5.ノー・アリバイス

89年に、ニューヨークでレコーディングされたアルバムJourneymanからの強力なアンセム風ナンバー。
この時期も、やはりソングライティングに悩んでいたクラプトンは他人の楽曲に頼るしかなく、behindthesunでお世話になった、ジェリー・ウイリアムスの楽曲から実に、5曲選びました。
この曲のレコーディングに、ダリル・ホールがバック・ボーカルで参加しており90年4月の、マジソン・スクエア・ガーデンでのライヴに、彼がこの曲で飛び入り出演しています。
No Alibis ( J.Williams ) Touring Forever



6.ノッキン・オン・ヘヴンス・ドアー

ボブ・ディランが、映画 ビリー・ザ・キッドのサウンド・トラック用に書き下ろした曲。2004年に、「ローリング・ストーン」誌が選んだローリング・ストーンの選ぶオールタイム・グレイテスト・ソング500では、190位にランクされている。
クラプトンは、75年にシングルとしてリリース(38位 イギリス)
Knockin’ On Heaven’s Door (B.Dylan) Touring Forever


7.ホワイト・ルーム

伝説のバンド、クリームの名曲。クラプトンのソロは、何かにとり憑かれれているようで、一心不乱なワウ・プレイの威力は破壊的である。
ライヴでは、もう10年以上プレイしていません!
?White Room ( J.Bruce) Standing In The Shadows


8.エイント・ノーバディー・ビジネス

ポーター・グレインガー&エヴァレット・ロビンス作のこの曲は1923年4月26日に『'Tain't Nobody's Bizness If I Do』というタイトルで、ベッシー・スミスClarence Williamsのピアノ伴奏のみで録音しました。
この曲は、ちょっと小洒落れたブルースでどちらかというと、ジャズの要素も少し含んだようなブルースマンに好まれる傾向にあります。BB・キング、フレディ・キング等、モダン・ブルースマンと呼ばれる人たちがカバーしている。クラプトンは、ベッシー・スミスのバージョンでカバーしてます。
Ain’t Nobody’s Business (ボーター・グレインガー&工ヴァレット・ロビンス) Into The Fire