RINGO STARR & HIS ALL STARR BAND IN ZEPP TOKYO

2月25日(月)26日(火)と東京のZeppリンゴ・スター・オール・スターズ・コンサートがありましたので、紹介します。。
メンバーは下記の通りです。





Ringo Starr - drums,vocals

Steve Lukather (Toto) - guitar, vocals

Gregg Rolie (Santana) and (Journey) - keyboards, vocals

Todd Rundgren (Nazz, Utopia and The New Cars) - guitar, harmonica, bass, percussion, vocals

Richard Page (Mr. Mister) - bass, guitar, vocals

Mark Rivera - saxophone, percussion, keyboards, guitar, vocals

Gregg Bissonette - drums, percussion vocals



演奏曲目です。2日共に同様です。


1 Matchbox
2 It Don't Come Easy
3 Wings
4 I Saw the Light (Todd Rundgren)
5 Evil Ways (Gregg Rolie) ※Santanaの曲
6 Rosanna (Steve Lukather) ※Totoの曲
7 Kyrie (Richard Page) ※Mr. Misterの曲
8 Don't Pass Me By
9 Bang the Drum All Day (Todd Rundgren)
10 Boys
11 Yellow Submarine
12 Black Magic Woman (Gregg Rolie) ※Santanaの曲
13 Honey Don't
14 Anthem
15 You Are Mine (Richard Page)
16 Africa (Steve Lukather) ※Totoの曲
17 Everybody's Everything (Gregg Rolie) ※Santanaの曲
18 I Wanna Be Your Man
19 Love Is the Answer (Todd Rundgren) ※Utopiaの曲
20 Broken Wings (Richard Page) ※Mr. Misterの曲
21 Hold the Line (Steve Lukather) ※Totoの曲
22 Photograph
23 Act Naturally
24 With a Little Help from My Friends
25 Give Peace a Chance ※ジョン・レノンの曲



























ライヴの内容は総じて素晴らしい演奏で終始しました。かつて活躍したいろいろなバンドのヒット曲を聴く事が出来ましたし、リンゴの持ち歌もほとんど聴く事が出来ました。スティーブ・ルカサーのギターは、エフェクターを駆使したディストーション奏法で、これでもかのフレーズは、センスを感じさせるトッド・ラングレンとは対照的でした。
1日目はステージの左側で、2日目は右側から観ることが出来ました。2日目はメンバーが登場すると同時に満員電車状態になりスタンディング観戦の怖さを感じました。横に仕切られたバーが無ければ、すし詰めの状態は激しくなり最悪の事態も考えられます。しかし、広くない会場で、目の前で見られるというのは最高です。
1日目に売られていたツアー・パンフは、2012年版のようで、2,500円でしたが、2日目には2013年版が4,000円で売られていました。






トッド・ラングレンの最初のバンド「NAZZ」のシングル盤


トッド・ラングレンが、18 I Wanna Be Your Manのみで使用していたギターについて解説をします。




エリック・クラプトンがクリーム時代に使用していた、サイケ・ペイントを施されたギブソンSG。


再生産品

Z.Z.Topのビリー・ギボンズも興味深げ

"Fool Guitar"とクラプトンが命名したこのSGは、オリジナルのカラーは不明で、オランダのアーティスト、Simon Posthuma と Marijke Koger によってペイントされたそうです。この2人は、当時ビートルズが運営していたアップル・ブティックの巨大な壁画を描いたことでも知られています。そして"The Fool"という名義で1枚のアルバムも残しています。"Fool Guitar"という名前もここから取ったみたいですね。そうそう、ジョン・レノンロールス・ロイスをサイケにペイントしたのも彼らです。
Simon Posthuma と Marijke Kogerのデザインによる作品
The Foolのアルバム

The Incredible String Band のセカンド・アルバム

Sgt.Peppers〜のインナースリーヴも彼らのデザイン

もともとはジョージ・ハリスンの所有機のうち1本で,マジカル・ミステリー・ツァーでもデザインを手がけたザ・フールがジョンのJ-160Eなどと同時期にペイントを手がけたもの。66-67年頃にクラプトンに譲られた。本機のピックガードは初期の5点止め(ニュー・レスポールと言われた。)にリアPU近くのネジが追加された6点止めである点などから,61年製ではなく63-64年頃のものです。

元は折りたたみ式サイドトゥサイド・アームが付いてた。(ディレク・トラックスが愛用)エリックはチューニング安定のためにトレモロを固定し,後に2度テールピースを交換 (バイブローラ,トレモロ無しのトラピーズテールピースに) した。ペグもクルーソンからグローバーに交換。トッド・ラングレンはさらにストップ・テールピースとT.O.Mブリッジ,ストラップ・ロック,新しいノブに交換し,ペイントも修復している。 
実際にスイングアウェイ・ブルサイドウェイ・アームを取り付けてある写真は見たことがありません。わざわざバイブローラに取り替えるというのも無理があり,最初から付いてたと考える方が自然でしょう。
バイブローラのカバーを外してあるのは,絵柄の露出度を高めるためだと考えられます。PUカバー同様,金属部分に着色しなかったのは塗料が乗りにくいせいでしょう。

クラプトンはアルバム“Disraeli Gears”のレコーディングやステージでこのギターを使用しましたが、1968年の暮れに歌手のジャッキー・ロマックスに譲ってしまいました。
ジャッキー・ロマックスは、1968年にアップル・レコードから“Is This What You Want?” というアルバムを発表していますが、このレコーディングにはクラプトンも参加しています。この頃、ロマックスはジョージとクラプトンとは特に仲が良かったようです。そんな縁でロマックスに渡ったと思われますが、ロマックスは結局アルバム1枚だけでアップルを去ってしまいます。

1972年、ロマックスはサイケSGをトッド・ラングレンに何と500ドルで売ってしまいます。

プレイヤー誌は,トッド・ラングレンにインタビューを行い,サイケSGに関する顛末を直接聴き出してて,2008年7月号に記事を掲載してます。

「ジャッキー・ロマックスから500ドルだかで買った。彼はジョージ・ハリソンから譲ってもらったらしい。木製ブリッジに換えられ本体はボロボロで寿命ギリギリだった。20年くらいしてジャッキーから『リースしただけだから返してくれ』って言ってきた」とのこと。
 …ということは,エリックはジョージの所有品を長期間借用してて,用済みになったので返却したということじゃないでしょうか。
 以前、YouTubeにサイケSGを弾いてるUTOPIA時代の映像がありましたが,現在は削除されてるのか見当たりません。オリジナルかレプリカなのかは不明ですが、インタビューのニュアンスでは,使い物にならないほど程度が良くなかった,とのことなので,後年のライブではレプリカを使ってた可能性が高いと思われます。


ロマックスとトッド・ラングレンというと、共通点が見当たらない感じですが、1972年、イギリスで売れずウッドストックに居を移し、アメリカのワーナー・ブラザーズと契約したロマックスのアルバムのレコーディングには、ジョン・サイモン、リック・ダンコ、リヴォン・ヘルムなどがバックを務め、内容もスワンプ・ロックに挑戦したものでありました。トッドはザ・バンドの『ステージフライト』のプロデュースを手がけており、ロマックスのレコーディングも当時トッドが所属していたベアズヴィル・レコードのスタジオでした。ザ・バンドのメンバーから聞いたのか、たまたまスタジオに居合わせたのかわかりませんが、こんな事情からトッドはサイケSGを入手するチャンスを得たのでした。
多分ロマックスはサイケSGをアメリカまで持って行ってたんですね。それにしても彼は相当お金に困っていたのでしょうか?

トッドにより新たに“Sunny”と命名されたサイケSGをトッドはステージなどで頻繁に使用した後、数個のコピーを作らせてオリジナルは大切に保管することにしました。

XTCのデイヴ・グレゴリーはアルバム""Skylarking"のレコーディングの際、スタジオで手入れもされず無造作に置かれているこのギターを発見し、トッドに頼んでこのギターを使わせて貰った。(インタビューによれば"That's Really Super, Supergirl"のソロで使用したという)


2000年、トッドはオリジナル・サイケSGをサザビーズのオークションに出品し、めでたく15万ドルで落札されました。500ドルでせしめたギターが300倍の値段で売れてしまったわけです。

女優であり、娘であるリヴ・タイラーについて

リヴ・ラングレン・タイラー(Liv Rundgren Tyler, 1977年7月1日 - )は、アメリカ合衆国の女優。父親はロックバンド、エアロスミスのボーカルのスティーヴン・タイラー。母親はモデルのビビ・ビュエル。

ニューヨーク州ニューヨークで生まれ、メイン州ポートランドで育つ。母ビビ・ビュエルはドイツ系アメリカ人、父のスティーヴン・タイラーはイタリア系とウクライナユダヤ人(当時はロシア)とインディアンのチェロキー族の血筋。

ビビは妊娠に気づいた頃、薬物依存症だったスティーヴンとの別れを決意し、彼の前に交際していたトッド・ラングレンの元へ戻る。トッドはビビのお腹の子供が自分の子ではないことを承知の上で、その子供の父親になることを承諾。その後トッドとビビは別れたが、トッドはリヴを実の娘として扱い続けていた。

リヴがスティーブンと初めて顔を合わせたのは、ラングレンのコンサートである。バックステージに顔を出したスティーヴンとリブは、親子である事を知らないまま親交を深める。ビビはリヴの父親について真相を語らなかったため、リヴ自身も含めスティーブンが彼女の父親である事を知る人間はいなかった。リブが自分がスティーヴン・タイラーの娘であると知ったのは彼女が9歳のとき。偶然に出会ったスティーヴンの別の娘であるミア・タイラー(リヴにとっては腹違いの妹)と自分が似ているため、母親を問いつめた結果である。ビビが二人の関係を公に認めたのは、スティーブンがアルコール・ドラッグ依存と完全に手を切った後である。

ティーヴンはリヴに、タイラーの姓を名乗るように薦め、彼女が14歳のとき『リヴ・タイラー』に改名した(なお、ラングレン姓はミドルネームとして残した)。この頃からスティーヴンとリブの親子関係が公にも知られるようになった。

スティーヴン・タイラーとビビ・ビュエルの間に婚姻関係があったように書かれていることがあるが、それは間違いである。二人は恋人関係に留まっており、しかもその関係は1年と保たなかった。