34回目の曲目  POWER TO THE PEOPLE !!!

日本だけでヒットした外国の曲特集です。

1.ショー・ジョー・ジ・・・アーサー・キット

1955年に大ヒットしました。サウス・キャロライナ出身の黒人歌手であるアーサー・キットの曲です。童謡の『証城寺の狸ばやし』のメロディーに腹のすいたアライグマの英詩をつけた作品です。
SP盤の解説と歌詞カードが付属しています。
2.シンシアのワルツ・・・パーシー・フェイス・オーケストラ

1956年の曲で、日本コロンビアのレコードの提供番組『L盤アワー』のテーマ曲『恋をして』のカップリング曲でパーシー・フェイス・オーケストラの日本での初ヒットとなりました。映画『プリンス・フォー・シンシア』の主題曲です。ビニール盤の番号はLL-1でした。SP盤の解説カードが付属しています。

3.パパと踊ろう・・・アンドレ・クラボー

ここからはビニール盤になります。今回はSP盤もビニール盤もすべて日本盤です。いわゆるシングル盤です。
この曲はフランスのシャンソンと思われていますが、実はアメリカの作品です。英題は『カム・プリティー・リトル・ガール』といいますが、これにフランス語でアンドレ・クラボーが歌ってヒットしました。
4.フジヤマ・ママ・・・ワンダ・ジャクソン

次は知っている方が多いと思います。アメリカの女性カントリー歌手ですが、日本でヒットしました。歌詞に日本語が出てきます。
5.いとしのクレメンタイン・・・ジョージ・ハミルトン4世

1959年のヒット曲です。アメリカに古くから伝わるトラディショナル・ソングです。
6.情熱の花・・・カテリーナ・バレンテ


フランスのパリ出身の女性歌手です。カテリーナ・バレンテです。バックはタンゴの王様、リカルド・サントス楽団、実はドイツのウェルナー・ミュラー楽団です。この曲は1月にSPレコード特集の時に、日本のザ・ピーナッツの歌で紹介した曲と同じです。
7.恋の片道切符・・・ニール・セダカ

1960年のヒットです。アメリカでは『オー・キャロル』のB面として発売されましたが、日本ではA面B面のどちらもヒットしました。
8.悲しき16才・・・ケーシー・リンデン


日米共にB面に収録された曲ですが、日本で大ヒットしました。

9.ローハイド・・・フランキー・レイン

10.サンセット77・・・ドン・ラルク楽団

日本のテレビで大人気を得た西部劇の主題曲です。クリント・イーストウッドがデビューしたテレビ映画として知られています。
同じく探偵物として人気のあった主題曲です。どちらも私は大好きでした。
11.殺し屋のテーマ・・・ベリー・ボトキン

映画音楽です。『マーダー・バイ・コントラクト』という題名です。その主題曲で『殺し屋のテーマ』と言って日本だけのヒットです。16年後の1976年に『妖精コマネチのテーマ』のヒットが生まれました。
12.死ぬほど愛して・・・アリダ・ケッリ


これも映画音楽です。イタリアの名監督、ピエトロ・ジェルミが『鉄道員』に続いて発表した『刑事』の主題曲です。
13.メロンの心・・・ローズマリー・クルーニ

ペレス・プラードローズマリー・クルーニが初共演したラテン・ナンバーです。これもA面が『キエン・セラ』という曲でヒットしましたが、日本ではB面のほうがヒットしました。
14.恋の汽車ポッポ・・・アルマ・コーガン

次はポール・アンカがアルマ・コーガンのために書いた作品と言われています。アメリカではポール・アンカの恋人と言われるアネットが歌いました。

15.悲しき少年兵・・・ジョニー・ディアフィールド

日本独自のヒットはレコード会社のディレクターやラヂオのDJが、勘と思い入れと思い込みでヒット曲作りに成果を挙げていた。その代表曲とも言えるのが『悲しき少年兵』です。
16.ベビー・フェイス・・・ブライアン・ハイランド


『ビキニスタイルのお嬢さん』の大ヒットのあったブライアン・ハイランドの曲です。オリジナルは1926年に作られた古い曲です。何度もリバイバル・ヒットしています。リトル・リチャードやボビー・ダーリンの曲があります。61年の来日に合わせて日本で発売されてヒットしました。