53回目の曲目

ストーンズ 5回目の放送で、ライヴ特集です。

「GET YEH YA-YA'S OUT!」というライヴ・アルバムの紹介になります。

1.GET YOUR YAS-YAS OUT・・・BLINDE BOY FULLER

2.CRIME DON'T PAY・・・YAS-YAS GIRL

3.EVERYDAY I HAVE THE BLUES・・・B.B.KING

4.SWEEET SOUL MUSIC・・・IKE & TINA TURNER

5.JUMPIN' JACK FLASH

6.CAROL

7.LITTLE QUINNIE

8.PRODIGAL SON

8.MIDNIGHT RUMBLER


  英国盤

 EXPORT盤


和蘭カラー盤




タイトルの意味ですが、これは、戦前のキャロライナのブルースマン、ブラインド・ボーイ・フラー(本名フルトン・アレン)の「GET YOUR YAS-YAS OUT」から取ったものと思います。「YAS-YAS」はスラングで「お尻」を意味します。つまり、「お尻を出してちょうだいな」と言う意味ですね。「お相手願いたい」といいますか。そんなところです。また、YAS-YAS GIRL(お尻女)という名前でマーリン・ジョンスンというブルースウーマンがいました。
これを深読みすると面白いことがあります。実はこのアメリカツアーの約3ヶ月前、WoodstockがNY州ヤースガー牧場で行われましたが、豪雨でスケジュールが遅れ遅れで早朝にWHOが登場となりました。ナーバスに彼らが演奏中にアビーホフマンが乱入してきて、Peteの逆鱗に触れ、Gibson-SGでケツを引っ叩かれたという出来事があったんですが、どうもタイトルはそこにも引っ掛けているようです。これは全くの新説ですが妙に真実味あります。ジャケでロバの首へSGが引っ掛けてますが、これはMick TaylorとPeteを例えているのでしょう!
1969年のウッドストック・フェスティバルでホフマンは、ホワイトパンサー党のジョン・シンクレアの刑務所収監に対する抗議スピーチを行おうとして、ザ・フーのステージを中断させた。彼はマイクをつかみ「これはくそったれの集まりだ!。こうしている間にもジョン・シンクレアは刑務所でくさっている!」と言った。フーのギタリスト、ピート・タウンゼントは「畜生!、俺の糞ったれステージから離れやがれ!」と叫んだ。そして、舞台裏でホフマンをギターで殴った。タウンゼントは後にシンクレアの収監に対して実際にはホフマンと意見が一致していたと語っている。しかし当時の出来事は現在も不名誉に語られる。
ホフマンは双極性障害に苦しみ、1989年4月12日に死亡しているのを発見された。双極性障害は、躁状態(躁病エピソード)およびうつ状態(大うつ病エピソード)という病相(エピソード)を繰り返す精神疾患


1.ゲット・ユア・ヤス・ヤス・アウト・・・ブラインド・ボーイ・フラー

2.クライム・ドント・ペィ(悪事は引き合わない)・・・ヤス・ヤス・ガール(お尻女)




2年前に40周年記念BOX SETが発売され、レコードが3枚、CDも3枚、DVDが1枚というすごい箱です。当初の計画通り前座のB・B・KINGとアイク&テイナ・ターナーのライヴ、さらにストーンズの未発表テイクも登場しました。1969年11月27 or 28日、ニューヨークのマジソン・スクエア・ガーデンでのライヴです。
3.エブリディ・アイ・ハヴ・ザ・ブルース・・・B・B・KING

4.スイート・ソウル・ミュージック・・・アイク&テイナ・ターナー








5.ジャンピン・ジャック・フラッシュ

ストーンズの登場です。最強のロックンロールバンド! ザ・ローリング・ストーンズ! というアナウンスコールが真中から左右に被さって作られた編集が秀逸で、いきなりワクワクさせられます。熱狂する観客をさらに煽る強烈なイントロのリフは、右チャンネルにキース・リチャーズ、左チャンネルにミック・テイラーというギターの振り分けも最高で、これは観客席から見たステージの立ち位置と同じです。

6.キャロル

7.リトル・クイニー

ライヴでは、チャック・ベリーの曲を2曲やってますので、これを聴いてください。
この流れは誰にも止めれない。ストーンズブートレグ対策(WHOも同じく)でこのLPを発売したと噂ありますが、この頃はどこのライブも素晴らしい物だったんでしょう!このアルバムの演奏は、全くオーバーダブしてない!と言うことです。ただボーカルは半分ほど差し替えみたいです。


8.プロディガル・サン(放蕩息子)


次は、未発表テイクからの1曲で、アルバム「ベガーズ・バンクェット」からの「放蕩息子(プロディガル・サン)」です。この曲は、メンフィスのブルースマン、ロバート・ウィルキンスがオリジナルですが、自作として発表して物議をもたらしました。


8.ミッドナイト・ランブラー

次は、ハイドパーク公演以来、ストーンズのライブでは欠かせない劇的な演目になっている曲です。 ますから聴きどころはちゃ〜んとあるんですねぇ〜♪ それは途中のブレイク、5分38秒目あたりに入っている「カッチョイイ〜!」という、感極まったファンの叫び声!です。これは、村八分のチャー坊の声と言われていますが、本人は否定しています。 これは70年代、ラジオでストーンズといえば「アンジー」であり、何と「ブラウンシュガー」よりこの曲でした。