50回目の曲目

日本だけでヒットした海外の曲 その5

今回は、1年ぶりに日本だけでヒットした曲の特集で、第5回目になります。いろいろとマニアックな企画が続きましたので、久々のポップスのシングル曲をたくさん紹介します。


1.涙の太陽・・・ エミー・ジャクスン

2.すてきなデイト・・・ エヴァリー・ブラザーズ

3.ザッツ・ザ・ウェイ・・・ ハニーカムズ

4.アイ・キャント・ストップ・・・ ハニーカムズ

5.フイール・ソー・ファイン・・・ ドン・ウイルスン

6.カレン・・・ サファリーズ

7.そよ風に乗って・・・ マージョリー・ノエル

8.乙女の涙・・・ シャンタル・ゴヤ

9.夜空のトランペット・・・ ニニ・ロッソ

10.アミューズメント・パークス USA・・・ ビーチ・ボーイズ

11.空の終列車 ・・・スプートニク

12.涙のギター ・・・スプートニク

13.春がいっぱい・・・  シャドウズ

14.太陽の街・・・ ベンチャーズ

15.心は青空・・・ T・ボーンズ




1.涙の太陽・・・ エミー・ジャクスン

1965年4月20日に発売されたエミー・ジャクソンのデビュー曲である。彼女の代表曲となり、多くの歌手にカバーされた。エミーは当時横浜のアメリカンスクールに在学し、ラジオ関東の番組をアシスタントを行う傍ら、湯川れい子に見出され、日本コロムビアの「CBS」レーベルから歌手デビューした。当時、コロムビアは米コロムビアと提携していたが、洋楽部門の売れ行きが芳しくなく、てこ入れを行うために作られたといわれている。また当時の日本のレコード業界は作詞・作曲家は専属制をとっており、フリーの作家はなかなかリリースすることができず、「洋楽」として発売したという説もある。作詞は湯川が担当したが、クレジットはR.H.Rivers(「湯川」を「ホット・リバース」に直訳した「レイコ・ホット・リバース」の略)となっている。

2.すてきなデイト・・・ エヴァリー・ブラザーズ

アメリカのポピュラー音楽史上で最高のロックンロール・デュオといわれるエヴァリー・ブラザーズが、本国アメリカで記録したヒットは38曲に上るが、日本では、それらの曲のレコードが発売されているにもかかわらず、不思議なことにヒットしたことがない。唯一ヒットしたのは、アメリカでのシングル・カットのないこの曲だ。

3.ザッツ・ザ・ウェイ・・・ ハニーカムズ

本国英国と日本でヒットした64年のアルバム「HERE ARE THE HONEYCOMBS」からのシングル・カットされた曲です。当時のブリテッシュ・ビート・グループの中でも異彩を放つ女性ドラマーのハニー・ランドリーが人気を得た。日本では「ハブ・アイ・ザ・ライト」よりヒットしたかもしれません。来日も果たしTV等に出演した。


4.アイ・キャント・ストップ・・・ ハニーカムズ

「ザッツ・ザ・ウェイ」「ハブ・アイ・ザ・ライト」ほどのヒットはしませんでいたが、いい曲です。                         

5.フイール・ソー・ファイン・・・ ドン・ウイルスン

ジョニー・プレストンが歌ってヒットしたことのあるレナード・リーの作品です。来日時には、必ず歌っていました。

6.カレン・・・ サファリーズ

テレビで放送されていました、テレビではビーチボーイズが歌っていました。

7.そよ風に乗って・・・ マージョリー・ノエル


1966年に日本でヒットしたフレンチ・ポップス曲で、フランスのアイドル マジョリー・ノエル(Marjorie Noel) が歌っています。来日し、日本語ヴァージョンもレコーディングしました。
有名な曲はこの一曲しかない一発屋ですけど、70年代に幼児番組「 ひらけ!ポンキッキ 」でイントロが使われてたのでご存知の方も多いのではないでしょうか。

8.乙女の涙・・・ シャンタル・ゴヤ

第2のフランス・ギャルを狙ったフランス出身のシャンタル・ゴヤだが、ヒットはこの1曲のみでした。


9.夜空のトランペット・・・ ニニ・ロッソ

イタリア、ドイツ、オーストリア、スイスでチャート1位の座を獲得し、100万枚以上を売り上げている。また、1960年代には俳優としても活動していた。1967年以降は日本にたびたび来日するなど国内でも有名であり、日本の歌謡曲や軍歌をカバーした作品も残した。


10.アミューズメント・パークス USA・・・ ビーチ・ボーイズ

ビーチ・ボーイズのヒット曲の中でも日本独自のシングル・カットされた曲。大胆なサウンド・コラージュの導入で遊園地の楽しさを音響的に再現してみせた意欲作。オルガン主体のサウンドと陽気なコーラスもナイス。間奏で呼び込みを演じているのはドラマーのハル・ブレイン。

11.空の終列車 ・・・スプートニク

スプートニクスはスウェーデンのエレキ・ギター・インストルメンタル・グループです。ボー・ウインバーグがリーダーで、リード・ギター担当。ビョーン・テリンがベース、ボブ・ランダーがリズム・ギターとボーカル、ピーター・ウインズネスがキーボードとボーカル。ジミー・ニコルがドラムスを担当。
ジミーニコルは1964年6月4日から13日までリンゴ・スターの代役をやっていて、参加した国はオランダとオーストラリアだ。音源は12日のオーストラリア・アデレードのライブがラジオ放送されたことから、これのライン音源が出てる。ジミーのドラムは特に問題なく、丁寧に叩いてるかな。Yellow Dog が出した Australian Tour 1964 がお勧め。


12.涙のギター ・・・スプートニク

すぎやま こういち氏が作曲。紀本ヨシオの歌がかなりのヒットを見せた。


13.春がいっぱい・・・  シャドウズ

作曲をしたのはドラムを叩き、司会もしていたBrian bennettという世界最高級の超絶技巧ドラマーである。彼は後にThe ShadowsというThe Beatles以前のイギリスのR&Rバンドの第一走者に引き抜かれる。
VOXのAC-30といえばBrian Mayだが、このアンプはもともとシャドウズのリード・ギター、Hank MarvinがVOX社に特注した物である。彼は30W以上の音量は難聴になると直感し、現在でも30Wのアンプを使っている。


14.太陽の街・・・ ベンチャーズ

日本では、「これがサイケデリック・サウンズ」に挿入された曲で、シングル・カットされ、ヒットした。かなり、よく出来た曲。


15.心は青空・・・ T・ボーンズ

「ビートでOK」「真っ赤な太陽」などのヒットを記録し、ベンチャーズの大ヒット曲「ダイヤモンド・ヘッド」の作曲をしたダニー・ハミルトンがいたバンド。演奏能力は、ほとんど無く、来日公演は散々であった。