47回目の曲目

ライヴ特集 第2弾!

            Stevie Ray Vaughan

1.You Shook Me ・・・ The Flowers

2.Mojo Boogie ・・・ Johnny Winter

3,Teenage Nervous Breakdown ・・・ Little Feat

4,Iced Over ・・・ Stevie Ray Vaughan

5,Born On The Bayou ・・・ Creedence Clearwater Revisted

6.Hey Tonight ・・・ John Fogety

7,Jam Stew ・・・ Deep Purple

8,Dust My Broom ・・・ Hound Dog Taylor




1.ユー・シュック・ミー・・・フラワーズ



1970年4月5日に発売された2枚組のアルバムからの1曲です。『ロックンロール・ジャム’70』というタイトルで、ヤングメイツというところのライヴです。出演は、モップスゴールデン・カップス、ハプニングス・フォー、フラワーズ等、内田裕也派の英語によるロック・バンドの演奏です。当時、フラワーズは、麻生レミがヴォーカルで、小林勝彦が、リード・スティールギターでした。この二人が、アメリカへ武者修行に旅立ったのを契機にバンドは、フラワー・トラベリン・バンドと名を変えて、フォー・ナイン・エースのジョー・あきら(ジョー・山中)、ビーヴァーズの北海道出身の石間秀樹、タックスマンの香月ジュン、フラワーズの和田ジョージというメンバーで、活躍することとなります。この『ユー・シュック・ミー』は、混合メンバーによる演奏です。
元々、この曲は、アール・フッカーのインスト曲『ブルー・ギター』が原曲です。それに、ヴォーカルをオーヴァーダビングして『ユー・シュック・ミー』としたのが、マディー・ウォーターズです。それをカバーしたのが、レッド・ツェッペリンです。フラワーズの演奏は、ゼップに匹敵する見事な出来栄えです。
1971年、4月に当時発足したばかりのワーナー・パイオニア(現・ワーナーミュージック・ジャパン)のアトランティック・レーベルから、フラワー・トラヴェリン・バンドとして2枚目のアルバムとなる「SATORI」が発売。その後、1972年2月にライトハウスのキーボード奏者ポール・ホファートのプロデュースによる3枚目のアルバム「Made in Japan」、1973年2月にはカナダより凱旋帰国後に行われた1972年9月16日の横須賀文化会館でのライブ音源に、スタジオ録音の新曲を加えた2枚組として4枚目のアルバム「Make Up」を発売するが、1973年4月の京都円山公園でのコンサートを最後にフラワー・トラベリン・バンドは活動を休止する。

2.モジョ・ブギー・・・ジョニー・ウインター

2011年4月13日、ZEPP TOKYOにおいて、日本の地で彼がプレイする姿を40年以上待ち続けた超満員のファンが見守る中、奇跡とも言える初来日公演が実現した。アンコールでは彼のトレードマークである愛器ファイヤーバードをプレイするという誰もが待ち望んでいた姿が見られた。終演後ジョニーは「日本のファンはおとなしいと聞いてたけど、盛り上がってくれてびっくりしたよ。ロックン・ロールをわかってるんだね。嬉しいよ!」と語ったという。続く4月14日と15日も圧巻のステージを披露してくれた。
何と、月末に札幌でライヴが行われるジョニー・ウインターです。今年は日本の各地で行われます。体調不良が伝わっているので、心配です。昨年も足腰が悪く終始座っての演奏でした。眼も悪いようです。
曲は、91年にスペインでのライヴです。オリジナルは、シカゴのブルースマン、JBレノアーの曲です。ロッキンブギーの曲ですが、ジョニー・ウインターは、スライドギターでもろブルースです。

3.ティーンエージ・ナーバース・ブレイクダウン・・・リトル・フイート

残念ながら、東京と大阪だけのライヴで北海道には来ません。リトル・フイートです。リッチー・ヘイワードとローウェル・ジョージが亡くなりましたが、今も積極的にロード活動しています。
リトル・フィートの魅力として、二作目以降から始まったネオン・パークのデザインによるアルバム・ジャケットを忘れるわけにはゆかないでしょう。不気味で怪しげなキャラクターとユーモアにあふれた風景は、一度見たら忘れられないインパクトをもっています。誰でもジャケットを見ただけで、それがリトル・フィートのものであることを確認できる実に見事なデザインです。(2010.11.2の記事参照)


4.アイスド・オーヴァー・・・スティヴィー・レイ・ボーン

すでに亡くなったスティヴィー・レイ・ボーンです。わずか35才、ヘリコプター事故で亡くなりました。素晴らしいギタリストでした。曲は、アルバート・コリンズの曲です。
1985年1月の来日時に人気音楽番組「ベストヒットUSA」に出演。その際スタジオにギターを持参したスティーヴィー・レイ・ヴォーンが司会の小林克也のリクエストで1曲披露。その曲がインストの「Riviera Paradise」である。また「Popper's MTV」にも出演。この番組では「ベストヒットUSA」でも使用したFlying Vでロニー・マックの「Wham」を演奏。

5.ボーン・オン・ザ・バイヨー・・・クリーデンス・クリアウォーター・リヴィジテッド

1959年にジョン・フォガティ、スチュ・クック、ダグ・クリフォードの3人で結成されたブルー・ベルベッツを前身とする。後にジョンの兄のトムが加入する。1967年にサンフランシスコのファンタジー・レコードと契約し、バンド名をゴリウォッグスと変えてデビュー。
1968年にバンド名をクリーデンス・クリアウォーター・リバイバルと改めた。同年にスワンプロック(南部のロック)のカバー曲「スージーQ」がヒットし、当時ヒッピー文化が全盛だったサンフランシスコでは異色の存在として脚光を浴びる。
この曲は、CCRのドラムのダグ・クリフォードとベースのスチュ・クックが、ギタリスト2人とヴォーカルを入れて作ったバンドです。クリーデンス・クリアウォーター・リヴィジテッドー追憶のクリーデンスです。

6.ヘィ・トゥナイト・・・ジョン・フォガティ

CCR本人と言っていい、ジョン・フォガティーです。積極的にライヴ活動をしています。日本にも来て欲しいです。

7.ジャム・シチュー・・・ディープ・パープル

先月にBBCライヴのCDが発売されたディープ・パープルです。俗な話ですが、リッチー・ブラックモアの結婚歴は、1960年代前半、ドイツのハンブルクでマーギットという女性と最初に結婚している。このマーギットとの間に1964年に生まれたのが、一時期アイアン・エンジェル (Iron Angel) のギタリストであったユルゲン・リヒャルト・ブラックモア。ユルゲンは現在、元レインボーのジョー・リン・ターナーなどと結成した新バンド「オーバー・ザ・レインボー」(Over the Rainbow)で活動している。
2度目の結婚は1969年9月で、同じくドイツ人女性のバブス・ハーディー(本名はバーベル)。3度目の結婚は1981年5月で、エイミー・ロスマンという女性と結婚した。
ブラックモアズ・ナイトで活動をともにしているキャンディス・ナイトとは1989年から付き合い始め、1991年から同棲していたが、1994年に婚約し、2008年10月5日、キャッスル・オン・ザ・ハドソンで結婚した。この26歳も年下の相手との間に、2010年生まれた娘がオータム・エスメラルダ・ブラックモア。

8.ダスト・マイ・ブルーム・・・ハウンド・ドッグ・ティラー




6本指で有名なブルースマンハウンド・ドッグ・ティラーです。HOUND DOG TAYLORはキッチンのパイプ椅子をブッた切って加工したスライド・バーと日本製の安ギターKAWASAKI S-180とTEISCO SPECTRUM 5を愛用。
ベースレスのギター2本+ドラムの当時としては変則的なトリオ編成。セカンド・ギタリストのBREWER PHILLIPSは ベース・ラインをギターで弾いた。
BREWER PHILLIPSの「お前の女房とヤッたぜ。」という、いつもの悪い冗談にTAYLORは激高し銃を発砲し太ももに命中してしまいそれが原因でバンドは解散した。
HOUND DOG TAYLORはガンにおかされ1975年に病院で息をひきとるのだが死の2日前の深夜に病室でケンカしていたBREWER PHILLIPSと抱擁する姿を付添人に目撃されている。