SLEEP WALK PartⅡ

先の記述にベンチャーズがこの「SLEEP WALK」を2度ほどカバーしていると書きました。1度目と2度目のシングル盤です。
A面は1963年8月発売のアルバム「LET'S GO!」からのカット、B面は1960年11月発売の米国ファースト・アルバムからのカット、関連性のない2曲と時代を無視したジャケ写真と3拍子揃っている。

両面とも1972年9月発売のアルバム「ROCK'N'ROLL FOREVER」からのカット リード・ギターはハービー・マンデル

あまりにもお粗末なアルバム「ROCK'N'ROLL FOREVER」のジャケ

「SLEEP WALK」のはいっているベンチャーズのファースト・アルバム 写真にメンバーは一人もいない。

ファースト・アルバムの裏ジャケの違いです。
米国MONO盤の裏ジャケとレーベル

米国STEREO盤の裏ジャケとレーベル

英国MONO盤の裏ジャケとレーベル

再発日本盤の裏ジャケとレーベル

なぜ裏ジャケのデザインに写真とイラストレーションがあるのかは意図が不明だが、再発日本盤の裏ジャケのイラストはあきらかに時代錯誤のギターのイラストが使われている。先の「SLEEP WALK」のシングルの別テイク写真のこのシングル盤、ファースト・アルバムにMOSRITEのギターはないだろう・・・

ベンチャーズはこの「北国の青い空」、それ以前にヒットした「二人の銀座」等をもって歌謡曲路線へとベクトル変更をかける。ベンチャーズ・ファンにとって複雑な方向路線となる。