THE VENTURES MYSTERY TOUR 20

16.Walk, Don't Run, Volume 2[#17] 10/1964について取り上げます。

次作の17.Knock Me Out![#31] 2/1965 と共にベンチャーズの最高傑作アルバムと言ってもいい素晴らしい仕上がりとなっている。個人的には、最初に入手したベンチャーズのアルバムであり、聴いた回数は計り知れない。
ヒットした、" Walk, Don't Run '64"は、米国でピクチャー・スリーブ付きで発売された。


このアルバムも4人が中心となって録音されたが、リオン・ラッセルを始め、スタヂオ・ミュージシャンの参加がある。特に" Blue Star" "Stranger On The Shore"におけるスティール・ギターは、フライング・ブリトウ・ブラザーズのスニーキー・ピート・クレイノウであり、一際素晴らしい演奏をみせている。
スニーキー・ピート・クレイノウは、バーズ脱退後のグラム・パーソンズらとともにフライング・ブリトウ・ブラザーズを結成。カントリー・ロックの名作『黄金の城(原題:The Gilded Palace Of Sin)』などを生み出し、それまでロックには馴染みの薄かったスティール・ギターを、その素晴らしい演奏で流行させました。またセッション・ミュージシャンとしても、ジョン・レノンマインド・ゲームス』やジョニ・ミッチェル『ブルー』など、数多くの作品に参加しました。
晩年はアルツハイマー病を患い、その治療のために入居していたカリフォルニアの介護施設にて2007年1月6日に亡くなりました。


Walk, Don't Run, Volume 2

A1 The House Of The Rising Sun 2:55
A2 Diamond Head 2:01
A3 Night Train 2:30
A4 Peach Fuzz 2:20
A5 Rap City 2:00
A6 Blue Star (The Theme From "Medic") 2:12
B1 Walk, Don't Run '64 2:25
B2 Night Walk 2:35
B3 One Mint Julep 2:15
B4 Pedal Pusher 2:28
B5 The Creeper 2:20
B6 Stranger On The Shore 2:29




ジャケのモデルは、Nancy Baconといい、後にDon Wilson夫人となった。ファーストプレスのアルバムは、"Perspiration Cover"(汗かきカバー)と言われ、Don Wilsonの脇に汗で濡れて黒くなっているが、後に修正された。

Walk, Don't Run, Volume 2 "Perspiration Cover" Dolton BST-8031(STEREO)



Walk, Don't Run, Volume 2 Dolton BST-8031(STEREO) 修正カバー


ウォーク・ドント・ラン’64 東芝 LP-7174 1965.3 日本盤も汗かきカバー



Walk, Don't Run, Volume 2  Liberty LT-8031(STEREO) 4Track 7 1/2 IPS

オープンリール・テープは、LP盤とは違う音質を味わう事が出来ます。伸びやかでシャープです。



朝日のあたる家 東芝 LP-8733 1969.8
意図不明シリーズ



Walk, Don't Run, Volume 2 STEREO+MONO CD